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みのもんた症候群、不思議の国のアリス症候群など珍しい名前の症候群9選+番外編3選

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(2019/1/19更新)

私は子供の頃にいつも見る夢がありました。

夢の中で私は自分の家にいます。現実であればリラックスしてソファーに腰かけてテレビを見ているはずです。しかし夢の中では、家の中にあるあらゆるものが巨大に感じるのです。

キッチンのイスやソファーやテレビが自分の背丈を超えた大きな建造物に感じます。私はその建造物の足元にちょこんと座っています。

当時は不思議だなぁと思うくらいで特に気にはしていませんでした。

そんなことを大人になった今なんとなく思い出して、あれはなんだったんだろうと、何となくスマホで検索してみました。

すると、ズバリ答えがありました。

ある症候群だったのです。

気になったので他にどんなものがあるかと思い調べてみたところ、色々な変わった名前の症候群があることが分かりました。

今回はその中から思わずへぇ~となってしまう症候群を紹介したいと思います。

症候群とは

そもそも症候群とはなんでしょう?

なんとなく病気の一種のように思いますが、実は症候群とは病気ではないのです。

はっきりとした原因は不明だけれど、共通の症状がある患者が多い場合に、その症状に名前をつけたものが症候群です。

なんともあいまいですね。あいまいなので病気のようにはっきりとした原因が分からず、直し方もはっきりしません。ある意味病気よりもやっかいです。

英語ではsymdrome(シンドローム)といいます。

変わった名前の症候群

みのもんた症候群

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その昔みのもんたが司会を務めていた「午後は〇〇おもいっきりテレビ」というテレビ番組にて、番組が進める健康法を過信して、体に合わないものでも摂取、実践してしまい、逆に体を悪くする症状のことです。

例えば、お酒を禁止されている人が、「ポリフェノールが入ったワインは体にいい」とテレビで言っていたから飲んでしまう、といった感じです。

問題になり始めたのがみのもんたの番組なだけで、健康を謳っている番組は他にも色々あります。それらも全部含めての名称です。そう考えるとみのもんたは被害者かもしれません。

そういえば妻側の祖父も健康オタクで、みのもんたの番組を毎日メモって実践していたそうです。ただ祖父には合っていたのか今も元気でピンピンしています。

不思議の国のアリス症候群

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自分の身の回りのものの大きさや自分の体の大きさが通常とは異なって大きくなったり小さくなったり感じる症状の事です。

ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」にてアリスが薬を飲んで小さくなったり大きくなったりする話にちなんでつけられました。

私が冒頭でお話しした症候群です。ただ私の場合は夢の中なので現実世界で感じたことはないです。やはり症候群というだけあって人によって症状が違うのでしょか。

原因としては「ウィルス」や「偏頭痛」、「うつ病」などが挙げられていますがはっきりとはしません。この症状は子供に多いそうですが、大人になってこの症状が出た場合は何らかの病気を疑ってもよいのかもしれません。

ちなみに、この症候群を題材にした漫画「世界鬼」は個人的にかなりオススメです!

ナイチンゲール症候群

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看護提供者が患者に対して看護をしていくなかで好意を抱いてしまう症状の事です。この好意は、患者が回復すると徐々になくなるそうです。

ドラえもんでしずかちゃんがのび太と結婚する理由がまさにこれですね。しずかちゃんはのび太が心配だからほっとけないといって結婚を決めるのです。

看護婦と恋人になりたい方はあえて入院してみるのも手かもしれません(嘘

のび太・ジャイアン症候群

医学博士である司馬理英子がADHD(注意欠陥・多動性障害)の症例をドラえもんのキャラクターであるのび太とジャイアンに例えて命名しました。

司馬氏によると、のび太・ジャイアンにADHSの代表的な症状がみられるそうで、短気で怒りっぽく乱暴な児童、引っ込み思案で自信がなく自己主張が出来ないなどがその特徴です。

確かに子供のころにドラえもんを見ていてジャイアンの理不尽さには驚かされたものです。でも大長編になるとすっごくいい奴になるんですけどね(笑

サザエさん症候群

言わずと知れた、翌日からまた仕事・勉強をしなければいけないという現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状

もうこれは説明の必要はありませんね。世界では「ブルーマンデー症候群」という名前だそうです。私の会社の同僚は、サザエさんではなく、アッコにお任せあたりからもう憂鬱という人もいます。日曜に起きる時間にアッコにお任せがやっており、休みが今日で終わりと分かって憂鬱だそうで。起きるの遅すぎだろという突っ込みはおいておいて、そこまで来ると鬱に近い気もしますが・・・

主人在宅ストレス症候群

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夫が定年退職などで1日中家にいることで、妻が精神的な負担を感じてしまう症状です。「亭主元気で留守がいい」なんて昔からよく言われますよね。

軽く見られがちですが、この症状は悪化すると、胃潰瘍、高血圧、心身症、うつ病、パニック症状など様々な症状が出るそうです。それだけ夫が近くにいるとストレスがたまるんでしょう。最近では熟年離婚なども多いそうなので他人事ではありませんね。

あらいぐま症候群

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別名不潔恐怖症、潔癖症候群とも言います。自分の手が汚れているのではという恐怖感に襲われて1日に何度も、もしくは長時間手を洗ってしまう症状のことです。

この症状は手を洗うだけではなく、歯磨きや洗顔、洗髪などの症状もあり、人によっては手を数十分~1時間も洗うことがあります。そうなるともはやある種の精神障害を疑う必要があり、心療内科の専門を受信したほうがよいです。

実はこの症候群は私も身に覚えがあります。外に食事に行く時、私は食事が終わったら必ず手を洗いたくなります。特に中華料理などは手に油がついていそうで、そのままだとたまらなく嫌になります。1回で数十分も洗うことはないので、それほど深刻ではないのかもしれませんが。

片親引き離し症候群

1980年代にリチャード・A・ガードナーによって提唱された用語で、両親の離婚や別居で片親から引き離された子供が、看護している親から片方の親の悪口や中傷を吹き込まれマインドコントロールされることで、片方の親の印象を悪く思わさせて、会えなくなる状況を指します。

例えば夫婦の価値観の相違で離婚した妻が、子供に対してあの男は女を作ったひどい男だ、などと嘘の話を聞かせ、あたかも夫のせいで離婚したということにして、子供が父親の事を悪く思わせるように仕向けるという状況です。こうすることで夫に対する復讐だったり、親権の獲得を狙ったりすることが目的です。

怖いですね、、子供が小さかったりすると親の言う事を信じてしまうのでいつの間にか嫌われているなんてことが起きそうです。

ピーターパン症候群

1983年にアメリカの心理学者ダン・カイリーが著した「ピーターパン症候群」で提唱されたパーソナリティ障害です。

体は大人になっているにも関わらず、精神的には子供のままの男性を指します。

子供特有の「自己中心的」「無責任」「反抗的」「依存的」「怒り易い」「ずる賢い」といった特徴があります。この症候群になる原因としては、近親者の過保護、マザーコンプレックス、幼少期に受けた苛めや虐待などがあります。また、この症候群を患った男性は、女性と話すことが不得意という共通点があります。精神が子供なので、会話が成り立たないのですね。結婚できない男性が増えているという背景にはこの症候群が原因の可能性もあるのではないでしょうか。

番外編

ここからは、変わった名前ではないけれど、内容が興味深い症候群について紹介します。

代理ミュンヒハウゼン症候群

近親者を病気に仕立て上げ、それを看護することで注目を浴びることを喜びに感じる虚偽性障害の一つです。

2005年イギリスで、健康な男の子が母親によって病気に仕立て上げられた事件がありました。病気に仕立て上げられた男の子はミルクが飲めないという母親の虚偽報告のせいで、胃に直接チューブを挿して栄養分を摂取したり、数えきれないほどの手術をしました。最終的には不審に思った医者が男の子が元気だという証拠を掴み、裁判で勝訴しました。今では男の子は母親から引き離され幸せに暮らしているそうです。

トゥレット症候群

チックという一群の神経精神疾患のうち、音声や行動の症状を主体とし慢性の経過をたどるものを指します。

チックには運動チックと音声チックがあり、自分の意志とは関係なく、突然首を振ったり、手をあげたり、奇声をあげたりしてしまったりします。

私はこの症候群をテレビで知りましたが、非常に理解されづらく、苦しい症状だと思いました。海外では脳に電極を刺すことでこの症状を緩和できたという事例もあるそうです。

かぜ症候群

実は「かぜ」って病気じゃないって知っていましたか?

ウィルスの感染による上気道(鼻・喉頭・咽頭)の急性炎症の呈する疾患の総称のことです。それぞれの部位の病気(急性鼻炎、急性喉頭炎)がほとんど同時に症状があらわれるため、それらを総称して「かぜ症候群」と呼びます。

つまり、色々な病気にかかってて面倒くさいから「かぜ」っていう名前にしておくか~

ということですね(適当

あとがき

ここで紹介したもの以上に色々な症候群がありますので、興味があれば調べてみても面白いかもしれません。

ただし、心臓が弱い方は検索するのはオススメできません。

今回調べていて何度衝撃的な画像を見る羽目になったか・・・